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社員インタビュー 08

INTERVIEW

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08

INTERVIEW

26歳 / 埼玉県出身

入社1年目

栗田 慶吾

KEIGO KURITA

埼玉事業部

ゼネコン、ワーホリ、果樹農園...多様な経験を経て見つけた、

アグレスで挑戦していくという選択

 

Q. まずは栗田さんのこれまでのキャリアを教えてください。

私は新卒で総合建設業者(ゼネコン)に入社したのですが、睡眠時間を満足に取れない生活が続き、働き方が合わないと感じて退職しました。その後は、これからの生き方や働き方を見つめ直す時間を取りたいと思い、ワーキングホリデービザを利用してオーストラリアに1年弱滞在していました。

 

仕事のあてもないまま渡航し、現地で仕事探しをするなかで偶然出会ったのが農業でした。ズッキーニ、トマト、カボチャ、サツマイモ、バナナなど、さまざまな作物を育てるファームを転々としながら働くなかで農業の面白さに惹かれていき、帰国後も農業を続けたいと思うようになりました。

 

その後、帰国してから縁あって就職したのが、立ち上げ間もない国内のキウイ農園でした。

 

Q. キウイ農園からの転職を決めた理由と、転職先を選ぶ際に重視していたことを教えてください。

前職のキウイ農園は新規事業ということもあり、栽培技術が十分に確立されておらず、植えた苗の半数が枯れてしまうこともありました。そうした中で、「もっと安定した環境で、腰を据えて農業に取り組みたい」と考えるようになり、転職を決めました。

転職先を選ぶうえでは、「農業法人であること」「自宅から通えること」「若手にも裁量があること」を重視していました。

以前勤めていたゼネコンは社員数5000人規模の大企業で、若手の意見が通ることはほとんどなく、上からの指示をこなす毎日でした。すると次第に仕事を「やらされている」感覚が強くなり、仕事へのやりがいも感じにくくなってしまったんです。その経験から、自分の意見や考えを活かしながら働ける、比較的小規模で柔軟な組織で働きたいと考えていました。

 

Q. アグレスへの入社を決めた理由を教えてください。

まず惹かれたのは、アグレスがチャレンジと成長を続けている会社だという点です。売上はこの5年間で約2倍となり、5億円を突破。今後もさらに拡大していくフェーズにあり、「会社と一緒に自分も成長できる環境だ」と感じました。また、社長が30代半ばと若く、社員の平均年齢も30歳で、若くても裁量権をもってチャレンジできる風土がある点も魅力でした。

加えて、アグレスは現在の社長が2代目で、代々同じ地域で農業を営んできた実績があり、前職と比べて栽培技術や経営基盤がしっかりしていることも安心材料になりました。実際、入社してから感じるのは、新しい取り組みを成功させていけるのは、それを軌道に乗せるだけの地力が会社に備わっているからだということです。

応募後はすぐに返事があり、面接日程も迅速に決まって、あっという間に内定をいただきました。対応のスピード感からも、「この会社は自分を大事にしてくれそうだな」と感じ、入社を決めました。

 

日々の作業内容は現場で判断し、

裁量を持って仕事を進める

 

Q. 入社後に経験した仕事内容を教えてください。

私が入社したのは白菜の収穫シーズンの真っ最中だったので、最初の仕事は収穫された白菜の運搬作業でした。

 

具体的には、海外から来ている実習生たちが猛スピードで収穫した白菜を、がむしゃらに軽トラックに積み込む作業です。1日の出荷量はだいたい1000~2000ケースで、白菜の数にすると4000~8000個にもなります。1ケースは約10キロあり、それを胸の高さまで持ち上げる動作を繰り返すので、まるで毎日トレーニングをしているような感覚でした。

 

こうして体力をつけながら仕事に慣れていき、3月上旬の出荷終了まで運搬作業を続けました。白菜の収穫シーズンは実習生も10人以上加わるため、現場はとてもにぎやかです。まるで学生時代の部活動や文化祭のような雰囲気で、集中しつつもみんなでワイワイと仕事をしていました。

 

現在はブロッコリーの収穫や、夏に向けたトウモロコシの播種・管理作業を行っています。4月になると実習生はほうれん草の作業が本格化する長野・山梨の農場に移動し、埼玉農場のブロッコリーの収穫は少人数で行うため、現場の雰囲気は落ち着いていますね。ブロッコリーは日々の成長が目に見えてわかるので、手応えを感じながら作業に取り組んでいます。

Q. 1日のスケジュールを教えてください。

4月現在はブロッコリーの収穫シーズンなので、朝5時から12時頃までブロッコリーの収穫作業を行っています。その後、1時間の昼休憩を取り、午後は草刈りや管理機を使った圃場管理を行っています。作業終了は日によりますが、だいたい16時~17時頃です。農閑期以外は、この「朝5時スタート・夕方終了」のサイクルで動くイメージです。

 

私自身の生活リズムとしては、朝は4時過ぎに起き、夜は21時には寝ています。この早寝早起きの生活は自分にはとても合っていて、1日しっかり体を動かし、夜はビールを飲んでぐっすり眠る、というのがとても気持ちがいいです! 以前の睡眠が十分に取れなかった生活と比べると、今は心身ともにとても健やかに過ごせています。

 

Q. 実際入社してみて、裁量を持って働くことはできていますか?

現在、私が所属する埼玉事業部は農場長・副農場長・私・もう1人のメンバーの4人で運営しています。全体方針は農場長が決めますが、日々の現場作業の進め方は副農場長と私に任されており、裁量は大きいと感じます。

 

毎日仕事終わりに副農場長とミーティングを行い、週ごとの段取りや翌日の作業内容を話し合っています。また、当日も現場の状況を見ながら「今日は天気が悪そうだから、先にこちらを進めよう」「この作物が一気に育ってきたから、優先順位を変えよう」といった判断を、自分たちで行っています。

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成長し続ける会社で、自分も成長する

Q. 栗田さんが感じる、農業の魅力について教えてください。

農業の一番の魅力は、働くことがそのまま生きることにつながっている感覚が持てることだと思います。人が生きていくうえで不可欠な“食”の生産に関わることで、人が生きるためのサイクルの一部に自分が加わっていることをダイレクトに感じられる、というか。自分の仕事の意味に迷わなくていいシンプルさが、農業の魅力だと思います。

 

また、昼間は体を動かし働き夜はぐっすり眠るという生活リズムは生きている実感が持て、自分にとても合っていると感じます。

 

Q. アグレスで働く魅力はどんな点にあると感じますか?

会社が常に新しいことに挑戦し、変化と成長を続ける姿勢を持っているため、会社と一緒に自分自身も成長していける点が最大の魅力だと思います。

 

実際、アグレスでは事業の拡大に伴い、畑の面積を2倍以上に増やすという目標も掲げられており、農場長や副農場長といったリーダーポジションも今以上に必要とされています。「自分が成長すれば、会社もその分だけ前に進める」という感覚がリアルに感じられる職場なので、「もっと早く力をつけたい」「もっと任される存在になりたい」という前向きな気持ちが自然と湧いてくるんです。

 

Q. アグレスに入社して、自分の成長を感じた瞬間を教えてください。

入社してから、ずっと成長を感じています。例えば白菜の収穫では、最初の頃は体力がもたずにヘトヘトになっていましたが、シーズンが終わる頃には約15キロあるケースも軽々とトラックに積めるようになり、体力と筋力がついたのを実感しました。

 

現在はブロッコリーの収穫を始めて1ヶ月ほどですが、最初は収穫の判断がまったくできなかったのが、今では一目で適正なサイズを見極められるようになり、収穫スピードも格段に上がりました。管理機などの機械操作も、最初はほとんど触ったことがなかったところから、今ではスムーズに扱えるようになってきています。

会社の成長を後押しするために、農場長クラスへ

Q. 会社の雰囲気やカルチャーを教えてください。

全体的にアットホームで、和気あいあいとした雰囲気です。社長もメンバーも年齢が近いので、皆さんとてもフレンドリーで話しやすいですね。

 

日々の作業は事業部ごとに別々で進めますが、経営方針の共有会や忘年会など、イベントや飲み会は全社合同で行うことも多いです。6月には埼玉事業部の社員旅行も予定されており、仕事以外でも交流を深める機会は多い方だと思います。

 

また、社長は基本的には長野県・野辺山の拠点にいるものの、2週間に1度ほどは埼玉にも来てくれます。機械や資材を社長自ら運んできてくれることもあり、そのたびに「最近どう?」と気さくに声をかけてくれるので、距離の近さを感じますね。

 

Q. 今後のキャリアビジョンを教えてください。

いずれは農場長クラスになり、自分で計画を立てて現場を動かせるようになりたいです。とはいえまだ入社したばかりなので、まずは目の前の作業をしっかりこなし、経験と知識を積み上げていきたいと思います。

 

社長は「もっと畑を増やしたい」とよく話していますが、現状では人手不足が壁になっている状況です。だからこそ、自分が早く成長して農場を任されるような存在になることで、会社のチャレンジを後押しできたらと考えています。

 

Q. 最後に、アグレスへの入社を検討している方々へのメッセージをお願いします。

私はアグレスに入社してから、自分の好きな農業に打ち込めることに強い喜びを感じています。農業は天候の影響を受けやすく、設備投資などの大きな費用もかかるため、個人で始めるにはどうしてもリスクを伴います。その点、会社という安定した基盤のもとで農業に挑戦できるのは、とてもありがたいと思います。

 

また、アグレスには「アグレス精神」のもと、自分の意見をしっかり伝えられる風通しの良い雰囲気があり、安心感と主体性の両方を持って働くことができます。

 

転職を考えている方や、新卒で農業にチャレンジしたいという方にとって、アグレスはとても良い環境だと思うので、会社と一緒に挑戦を続け、自分自身も成長していきたいという方に、ぜひ仲間になっていただけたら嬉しいです!

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